| 橋本 晃生
「歌うカタツムリ 進化とらせんの物語」 千葉聡(著)岩波新書 | ダーウィンの時代から現代に至る進化論の歴史が凝縮された一冊。私達に身近なカタツムリの暮らしを見つめ、生物進化の謎に迫っていきます。一見地味なカタツムリたちですが、その研究の中で繰り広げられる一進一退の議論の攻防と、そこから見えてくる学問の広がりには圧倒されます。みなさんもカタツムリの歌声にぜひ耳を傾けてみてください。 |
「持続力」 山本博(著)講談社 | 日体大教授として教鞭を執りながら現役アーチェリー選手でもある山本博氏。ロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得した20年後、41歳でアテネ五輪に出場し銀メダリストとなったことで“中年の星”としても注目されました。本書は、筆者の長年の競技生活を振り返りながら、人生の中で何かひとつ自分の武器を見つけ、それを磨き続けることの大切さを教えてくれる一冊となっています。オリンピックイヤーを前に、ベテランアスリートの生き方に学んでみるのはいかがでしょうか。学生生活にも役立つエッセンスがきっと詰まっているはずです。 |
「統計学の図鑑」 涌井良幸、涌井貞美(著)技術評論社 | 学問やビジネスの分野を問わず、AIやビッグデータといった言葉で賑わう昨今ですが、手元のデータが何を物語るのかを知るために統計学の知識は欠かせません。本書は統計学の幅広い知識を入門レベルから簡単なイラストで図解しており、まずは統計学のフィールドを見渡してみたいという人におすすめです。
|
|
|
|