大学での勉強は役に立つ!」
このサブタイトルを見てどういう感想を持つでしょうか。大学教育の問題点と真摯に向き合っている著者は、周囲の環境に不満や文句を言うだけで自分自身の問題を棚上げにする受身の態度を批判し、大学での勉強を社会や現場と結びつけて役立てていく日常的な努力や習慣の必要性を説きます。類書とは一味異なる本書を読んで、大学生活をどう過ごすかを見つめなおしてみてください。
ベストセラー作家である森博嗣先生が、常識にとらわれない視点からシンプルに仕事と職業について書いた本です。極端な主張でもあるためいろいろと反論のしどころはあるかもしれませんが、自分の中にある常識や先入観を取り払うためには有効な一冊です。
「冷たい」と思われることも多いという森先生による、そっけない相談への回答は必見です(第4章)。