| 小林 徹
「日本語の配慮表現と多様性―歴史的変化と地理的・社会的変異」野田尚史・高山善行・小林隆(著)くろしお出版 | 配慮ある言い方をする人や、思ったことをそのまま口に出して言う人もいるが、その差は個性なのか?県民性など地理的な影響はあるのか?地理的な影響は歴史的なものなのか? このような問に対し、言語学や方言学の複数の研究者が調査・研究を行った研究図書です。高崎に来てカルチャーショックを持った方は、その原因がスッキリするかもしれません。 ただし、内容は一般向けではなく学術書ですので、難解に感じる箇所はあるかと思います。 |
「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」 玄田 有史(著)慶應義塾大学出版会 | 労働問題の代表的な研究者たちが、「人で不足でもなぜ賃金があがらないか?」との問に対して、それぞれの見解を述べている。経済学だけでなく、人事制度や労使関係の研究者による分析も含まれ、多面的な分析に触れることが出来る。一つの問に対しても、様々な分析と見解が可能であることに是非触れてみてほしい。 |
「会社の壁を超えて評価される条件」 武元康明(著)徳間書店 | エグゼクティブサーチ(ヘッドハンター)会社の社長として、実際に多くの経営者を見てきた著者。特に日本企業に特化してサービスを行ってきたことから、日本企業の経営層として活躍している人材の成功の秘訣が書かれています。また、どのようなポイントから会社との相性が良い(悪い)と判断できるかについても学ぶことができます。志望業界は決まったが、どの会社を第一希望にすべきか迷っている際に、使える知識となるでしょう。 |
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